こんにちは。かづおです。
今回はわたしが実際に読んでみて、STの皆さんにおススメしたい!本のご紹介となります。
言語聴覚士に自己啓発本をおススメしたい理由は、患者さんをはじめ、人との関わり合いが多いSTの悩みに共感できる部分が多いからです。
ご紹介する本はリハビリのみならず、人生の幸福度にも影響をあたえます。ぜひ、ご覧ください。

それでは見ていきましょー。
【必読】言語聴覚士におススメしたい自己啓発本をご紹介します
私がおススメする啓発本は3冊。
個性的で、前向きなことが書かれています。
必読書その1:嫌われる勇気
タイトルから強烈な印象を放つ、往年のベストセラー「嫌われる勇気」。
「ひとは誰しも、いまこの瞬間に幸せになれる」
と説くアドラーの考えを、青年と哲人ふたりの対話形式で進んでいきます。
若き日々、私たちはこういった感情を抱きがちです。
- 自分のなかみが嫌い
- 他人から嫌われるのが怖い
- 他人の才能に嫉妬する
ひとは嫌われることに恐怖や不安をいだきます。
その状態を回避するあまりに自由とは程遠い、窮屈な時間を過ごしてしまうことはありませんか?
そこでアドラーは、自由に生きるためのコストに、”嫌われることの勇気”を示しています。その考えに私個人は「こういった捉え方があるのか…」と驚きました。
まちがいなく人生を変える一冊です。
お読みでない方は読んでみることをオススメします。
必読書その2:「繊細さん」の本
日本人の心の特性とも言われる「HSP」について解説された本です。
”他人への気配りを重視する人”には、ありがちな特性ではないでしょうか。
人としても、また職業柄的にも、STはメンタルを病むことがあります。
「繊細さんの本」では、単なるメンタルコントロールではなく、繊細な自分とともに生きる方法が端的に書かれています。
内気で他人が気になる人ほど、外界への感覚が鋭く、本音を言えずに悩みます。
ですが、その感覚は、”本来自分を幸せにする「いいこと」”だと著者は述べています。
必読書その3:七つの習慣
最高峰の啓発本です。
ここでは読みやすい”マンガ版”をご紹介します。
七つの習慣とは、生き方に最高のパフォーマンスを発揮させるための”習慣”が書かれています。
おもしろいと感じたのは、習慣の考え方のひとつに「最優先すべきことよりも、重要だが優先度の低いことを、重視(習慣)すべき」という話がありました。
たとえば、運動は人生のおいて重要ですが、仕事の忙しさを優先にするあまりに運動を疎かにすれば、体調を崩しかねない。
それでは優先していたはずの仕事ができなくなってしまう。

これでは元も子もありません。
あくまでひとつの例ですが、こういった側面から私たちがつい見失いがちになる、習慣の大切さを分かりやすく教えてくれます。
それと、習慣とはべつに、この本が言いはなつ”ひとこと一言”に私は感銘を受けました。
印象の深かったフレーズに、こんな一説があります。
自分の掛けているメガネで相手も同じようには見えない。
STの身としては、患者さんの人生観を深く捉えようとする心がけとなり、同時に、後輩の持つ価値観を素直に受け止められるきっかけにもなりました。
本書は別名「King of 啓発本」と言われており、とにかく色々な気付きを与えてくれる本です。
言語聴覚士にとって「読書(啓発本)」の凄さとは
ここまで本のご紹介をしてきました。
本には人生を”追体験”する効果があるといわれ、自分目線だけでは得られない視点を獲得できるようになります。
たとえば、失語の訓練ひとつとっても、提示することばの選択や、刺激量は患者さんのバックグラウンドからも参考にする必要がありますよね。
その視点を養う力が自己啓発本にはあると私は考えています。

今回ご紹介した本はこちら。
セラピストとして、人生の啓発として、お役に立てれば幸甚です。
では。
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