バイオテックで発毛体験を受けていた「かづお」です。
バイオテックをやめた理由は「発毛しなかったから」なのですが、ほかにも理由があります。それは『スタッフの発毛に対する専門性』に疑問を抱いたからです。
そこで当時の体験談をブログにしてみました。

バイオテックが気になる方は一読どうぞ。
» 男性型脱毛症治療薬の研究動向
» 臨床発毛医学の現状と展望 2018
» 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
【無根拠】バイオテックのスタッフは発毛根拠を知らずに働いている件
当初のわたしは「スタッフは発毛の仕組みを理解している」ものだと思っていました。
そこで何気ない質問をしてみたところ、バイオテックは『トンデモ発毛』じゃないのか?という疑問が浮かび上がったのです。
その1:「もみだし技術」に質問をしてみた
「もみだし」という頭皮のマッサージを受けていたとき、わたしはある質問をしてみました。

専門的な資格とか必要なのですか?
これだけ聞くと、わりと頓珍漢な質問だとおもいます。だってサービスを提供する以上、スタッフが何かしらの教育を受けていることは当たり前だからです。
とはいえ当時の私は『スタッフはどういった専門性をもっているのか?』単に気になったうえでの質問でした。
わたしの質問を受けたスタッフさんはこう返してきました。
社内で勉強会とかはありますよ。私は座って勉強するのが苦手でよく寝ちゃってました(笑)
談笑のような話しはそのまま続きます。
講習会とかに3回ぐらいは出たんですが、私はそこから出てないですね。熱心な人は続けていますよ。
ここでわたしは「ん?」となります。

その程度でいいんだ…。
これは正直な感想です。
こちらとしては高い金額を払っている以上、いい加減な技量で仕事をされるのは困ります。
とはいえ、いつもマッサージで気持ちよくさせてもらっているし、私は「もみだし全体」が重要なのだろうと考えるようにしました。
『人の手による頭皮ケアよりも、機械や育毛剤による発毛のほうが強力なのだろう…』と。
とはいえなんかこう、腑に落ちないというか、スタッフの短絡さが否めませんでした。
その2:「文献」のことを質問してみた
「あたらしい商品が出たんですよ」
と、スタッフから説明を受けたことがありました。
その商品とは電灯の青い光を浴びることで、発毛が促されるという「バイオテック独自の理論」で開発されたやつです。
今度はべつのスタッフにこう質問しました。

どんな技術で開発されたんですか?
研究内容が書かれたパワポ資料を見せてもったのですが、スタッフ本人はその内容をあまり理解していませんでした。
とはいえ、さすがに自社の製品が『なんのデータを基に』発毛を促しているのか?ぐらいは把握しているはずです。
そこで私は追加の質問しました。

文献とかに載っているんですか?
これならバイオテックの商品がどういった『科学的根拠』に基づいて開発されているのか、大体は知れるはずと思いました。
するとスタッフは目を丸くして、こう返してきました。
文献??なんですか…文献って?
「ん?」となった私は語弊が無いようにお伝えします。

文献というのは諸々の根拠が書かれた…。
そして、スタッフさんはこう言います。
「そういうのは読んだこともないですね」と。
…これには大変驚きました。
発毛という人体の生理をあつかう側の人間が『文献ということばに無知』であるということに。
こういう言い方をすると、人によって知識格差があるのでは?と思う方がいるかもしれません。
ですが、ここでいう文献とは薄毛の「原因と発毛」の根本的な知識であって、発毛の仕事に就く者が「知らない」なんてことは絶対にあってはいけないレベルの話しです。
このとき私は、バイオテックのスタッフらは『独自理論』というやつで教育させられているのだと気づいたのです。
バイオテックのスタッフは「根拠のある発毛法」だと知らない
バイオテックは民間企業です。
であればスタッフの教育が医療よりでないのは当然ですし、発毛の仕組みを「独自理論」とするほかに、PRの術は限られてきます。
そういうキャッチなワードは一般人には響きますし、企業としては利益になるでしょう。
しかし客は、大金に見合わない効果と時間を無駄にし、残るのは『信用の失墜』です。
詳細はこちらのサイトをどうぞ。

»【評判&経験談】バイオテックで100万費やした結果【効果は薄い】
【根拠のある発毛】薄毛はどこに頼ればよいのか?
HPにも書かれていますが、バイオテックの商品は『独自の理論』と書かれています。
独自の理論とは自分たちが開発したオリジナルの理論であって、科学的な根拠を指すものではありません。
従って、サービスを受ける側は『ただしい情報への見識』を持ち合わせておく必要があります。
医療の世界で、
「有名人だけが使っている」
「あなただけにこっそり教える」
「まだみんなが知らない」
といった宣伝文句は、「これまで科学的に効果を検証されたことがありません」とほぼ同義なので、要注意と思っておくほうが安全。
残念ながら、むしろ魅力を感じてしまう人が多いのだけど。— 山本健人(外科医けいゆう, Takehito Yamamoto) (@keiyou30) September 21, 2023
外科医けいゆう先生のこのポスト。
バイオテックの「独自理論」はこれに類似すると思うのですが、わたしだけでしょうか?
インターネットでの情報検索
こちらのブログは発毛ではないですが、健康を守るために知っておくべき情報検索のコツを伝えてくれます。

» インターネットでの情報検索、健康を守るために知っておくべき4つのコツ
このページでは「○○医学会」のような学会サイトを利用してほしいと書かれています。
たとえば「薄毛の原因」とかであれば、後述する「日本皮膚医学会」といった具合です。
民間はやめて、医療をたよる
こちらは薄毛関連の文献より一部抜粋。
皮膚科医の立場からは無効といえる科学的根拠に基づかない民間療法が社会的に横行し、無効な治療法を漫然と続ける患者も少なくなかった。
» 日本皮膚医学会|男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
民間を決して否定するわけではないのですが、医療のガイドラインに則った処置を受けることはできません。また、料金もそれなりです。
薄毛であれば『医療機関』を頼る方が無難でしょう。
仮に薄毛がAGAではなかったとしても、クリニックなどであれば、原因はべつの何かだと発見できるかも知れません。
筆者が通う「AGAクリニック」はどこなのか?
薄毛の医療機関はさまざまですが、私はこちらの『湘南美容クリニック』で治療をスタートしました。
湘南はよく宣伝していますし、信用できるかな?と思いここに決めました。
お読みの貴方にもPRしておきます。

今ではAGA以前の毛量に戻りました。
それと、薄毛治療の経過を『具体的』に記録したブログもあります。

» AGA治療薬を2年間飲み続けて分かったこと【注意点と現状報告】
よければご参照くださいませ。
では。
