S5までの感想と、今後の期待を綴りました。
個人の感想に過ぎませんが、興味あるかたは覗いてみてください。
読むのがメンドウな方は、冒頭にある要約文だけお読みください。
Diabloにわかファンのぼやきです。
【Diablo4】この記事の要約
ゲームは進化してきたものの、アイテム価値やシステムなどの、細やかな問題を感じている。
キャラの格差問題はシーズンゲームの慣例だが、ネクロには根底からテコ入れが必要な時期ではと考えている。
DLC後のゲームシステム刷新に「D3」では?といった困惑もあるが、期待もしている。とはいえ、世界はPOE2を待ち望んでいる。
【Diablo4】シーズン5まで遊んでの感想【アプデを繰り返し進化】
Diablo4をプレイして一年を過ぎ、期待外れの”くそげー”がようやくここまでの進化を遂げました。
一言でまとめると『やっと製品版になったかな』といった感想です。
シーズン5は奇数組
曰く付きな奇数チームによるシーズン開発でしたが、面白味を感じています。メタはユニークで、コンテンツは獄炎。
獄炎はアイテムが美味しいですし、お金もたんまり溜まる。ユニークの大幅強化で、過去作にあった”THEユニーク”感が復権してきたといった印象です。
但し、よき進化のなかに、ちょっと不満点も混在します。
アイテム価値と焼戻し
今作はMMO要素が強くて、ハクスラの醍醐味である掘る要素や『アイテマイゼーション(Itemization)』への不完全燃焼感を個人的に抱いています。
「アイテマイゼーション」とは、ゲーム内のアイテムシステム全体を指す言葉で、ハクスラの根幹と言える中核的要素になります。
- アイテムの種類と多様性
- アイテムの生成メカニズム
- アイテムの属性と効果
- レア度やユニーク性
- アイテムのバランス調整
D4はこのアイテマイゼーションが発売当初より「過去最悪!」と低評価されていました。
シーズン毎に少しずつ改善はされてきましたが、今のところ、アイテムはレジェンダリー以上の品にしか価値はありません。正直な感想、DLCが来てもまだまだ及第点です。
アイテム掘りを楽しむというよりは、ターゲットファーミングへの下地に時間を費やし、見下ろし型死にゲーアクションを克服するために、スポーティーなダンジョンを攻略していく。
それはそれで楽しいのですが、MMO的壮大感にハクスラ要素が押され負けしている気がするのです。
それと、焼戻システム。
これはなんというか…。
手間暇かけて手に入れた高品質品がゴミになるのは、人生ゲームでいう「スタートに戻る」を引いた気分。
DLCでは「焼き戻しリセット(復元の巻物)」が実装されたわけですが、そもそも論、ハクスラに『後退要素は要らない』と思うのです…。
「復元の巻物」を実装するぐらいなら、アイテムベースの価値について、社内で話し合ってほしいなとも思う。
ローカライズがちょっとダサい
「獄炎軍団」ときいて、真っ先に思ったのは『ダサい』のひとこと。おなじ見解の方は少なくないハズ。
中学生レベルなネーミング感…。
無理やり翻訳しようとせずに、カタカナ英語でも良かったのではと思うのです。ローカライズが甘いと、傑作品でもチープ感が出てしまう。
あと、時折タグの表示が出たりしますが…。
もう、なんか粗が目立つのよ。
そういえば、ハウザーにもタグ(missing‼)剥き出しのサブクエがあって、選ぶとフリーズするというヤバすぎ選択肢がありました(怒)
とりまローカライズチームには腰を据えてほしいところです。
コンテンツとアイテム
コンテンツとアイテムが増えると、楽しみは増しますが、ビルドの複雑性に影響が出ます。
選択肢が増えてもそれを身に付ける箇所が無いだけに、どうするのか?という懸念を抱いていたのですが、DLCで追加される『ルーンワード』で解決してほしいところです。
【Diablo4】このDLCだと、D3でよくね?【シーズン6】
DLCにてシステム全般が刷新されるわけですが、なんだか『Diablo3に寄ってきている』気がします。
D4の「オリジナリティー」はなんだろう?
D3は好きですが、D4には望んでいないので「セット装備のない&ルーンがある」D3だと思えばいいのでしょうか。
では、D4の個性は一体どこへ…。
システムの踏襲はモンハンも同じような類なので構いませんが、いいとこ取り”ばかり”のシリーズは、結局本家タイトル(過去作)には適わないと思うのです。
だって、そのシリーズの『オリジナリティー』が薄いのだから。
この現状を打開するのはやはり「ルーン」なのでしょうか。
D2からの持ち出しとはいえ、D4ならではの要素と組み合わさって、大きく進化を遂げてほしいなと期待しています。
皆さんはどう思いますか?
【Diablo4】ビルドのティアを眺めてみて
どのゲームでも、キャラ格差は存在します。
「人はそれを個性と呼ぶ…」ともいえますが、あえて落差を設けてそのシーズンの目玉にしたり、開発陣の調整に使われたりします。
但し、”とあるキャラ”は、根幹から見直しても良い気がするのです。
ネクロは根底から要改善?
今シーズンのネクロはソーサラーなどと違い『各属性間の渡り』が弱い。ソーサラーは属性同士のシナジーがありますが、ネクロにはそれがない。
〈ブラッドサージ〉なんてスキル枠がスカスカ。
属性間のシナジーが不足しているんだなーっと、思わざるを得ません。
ネクロでも頑張れる!でも、他のキャラだと…
強さの定義はティアリストだけでなく『プレイヤーの目標』によっても変わってきます。
例えば、奈落100のクリアが目標であれば、エンジョイ勢にとっては気楽なものです。
今シーズン空気な〈ボーンスピア〉でも、名工品強化せずに奈落100の土俵に立てました。
»【Diablo4】ネクロマンサー「ボーンスピア」ビルド【エンドゲーム】
そして、こちらはローグですが…。
おなじく名工品強化なしで奈落100達成。
しかも「防御力8004」という舐めプ…。
»【Diablo4】ローグ「アローレイン&一斉射撃」ビルド【エンドゲーム】
で、ソーサラーはというと…。
〈フローズンオーブ〉ビルドは、名工品未強化でも奈落110↑に到達します。それも速攻かつ余裕で。
やはり、トップティアは別格です。
»【Diablo4】ソーサラー「フローズンオーブ」ビルド【エンドゲーム】
この格差がシーズンゲーなのですが、キャラによっては『仕様そのものを見直す時期』でもある気がします。
【追記】なぜ世界は「POE」なのか?
最後になります。
世界はきっとDiablo2の衝撃を忘れられないのだとおもいます。恐ろしい悪魔を討伐してダンジョンを攻略し、攻略のためのアイテムを掘っていく。
まさにハクスラの金字塔であり、最高の成功体験でした。
いまだDiablo2の酔狂さが抜けきれないプレイヤーが数多の中、とうとうPOE2が登場します。そのPOE2こそDiablo2の正当後継だなんて声は少なくありません。
多くは語りませんが、POE2にあの日のDiabloを見たプレイヤーはきっと多いはずです。
blizzardは数々の問題に瀕しています。
見下ろし型ゲームでありながら、自慢にもならないアバターを率先的に売り、プレイヤーを如何に留めるかばかりに精を出す資本主義に呑まれたblizzard(Diablo4)か。
ハクスラをこよなく愛し、ゲームつくりに没頭するGGG(POE2)か。
11月が楽しみです。
では。