新人言語聴覚士が実践したい勉強法【方法:報告書&バイザーを作る】

STコラム

こんにちは。言語聴覚士のかづおです。

新人のうちに良質な学びを受けれるかどうかで、療法士としての将来は変わってきます。

STはまだまだ有資格者が少なく、そのため「指導力のある先輩」に巡り合えないケースは多々あるかも知れません。

ここでは「自ら学び進める方法」として、私が過去に実践した”結果を出せた”勉強方法をお伝えしていきます。

(実際の資料も添付しております)

 本記事はこんなSTさんにおススメ

  • 勉強不足を感じている新人さん
  • 臨床における学習方法に悩んでいる
  • 職場にバイザーらしい人がいない

 

▼こちらも合わせて確認
»【厳選】成人領域の言語聴覚士におすすめする臨床特化の本をご紹介!

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新人言語聴覚士が実践したい勉強法【方法:報告書&バイザーを作る】

私が新人のころ、以下の方法でSTとしての基礎力を高めることができました。

あくまで個人のやり方ではありますが、参考になると思います。

  • ①:症例報告書の作成
  • ②:バイザーを作る

順に説明していきます。

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①:言語聴覚士の勉強法「症例報告書」を毎週つくる

方法1.「症例報告書」をつくる。

よくある学習方法ですが、作成のスパンが違います。
症例報告書は”定期的に作成”することが大切です。

けっこう大変ですがSTとして驚異的なアウトプット力が身に付きます。

症例報告書をつくり、提出し、F.Bを受ける

勉強法を順に説明するとこんな感じです。

  • ①:簡潔な報告書テンプレートを作る
    (基本A4で1枚に収める)
  • ②:担当患者分の症例報告書を作る
    (例:5人担当/5枚)
  • ③:基本週1で作成する
  • ④:完成日を決める(木曜日など)
  • ⑤:バイザーに提出
  • ⑥:できればバイザーからF.Bを受ける
    (F.Bは業務後、1Hが望ましいか)

症例報告書のひな形を作るのは大変ですので、「テンプレ」と「記入例」の2つをご用意しました。

中身は自由に変更して使ってください。

ちなみに記入例は私が1年目の頃につくった報告書です。

かづお
かづお

全体的に捉え方があまい…汗

報告書の作成頻度は基本毎週なので、ポイントは「テーマをひとつに絞って仕上げる」のが良いです。

この勉強法、とにかくシンドイですが1年間はやり遂げてください。ホントに力になります。

 

…ただ、大変なのがバイザーからのF.B。詳しくは後述します。

なぜ「症例報告書」なのか?

症例報告書は「患者さんをどのように考えているのか」といった療法士のマインドが映し出されます。

STは失語症など、目に見えない分野に対応するケースが多く、新人のうちは漠然とした捉え方になりやすい傾向があります。

 

アウトプット(報告書)の機会を増やすことは、他人よりも多くを考えることになり、その思考力に比例して発見もうまれます。

ここにバイザーや先輩の添削が加わることで、より一層、本質的な捉え方が身に付きます。

バイザーと直接患者さんのもとへ

F.B中にバイザーと一緒に患者さんのもとへ向かい、直に評価を見てもらうのも手です。

かづお
かづお

この方法は、嚥下や構音の患者さんに適しています。

たとえば、頸部聴診や肺雑音など、音の拾い方ひとつとっても、新人のうちはただしく評価できているのか不安です。

「ステートの当て方は合ってるかな」
「この音って…ホントに肺雑音…??」

 

…たとえ間違った判断であっても、その場で訂正をもらえるのが最大のメリット。

STとしての自信も身に付きます。

【頸部聴診法】VFのない病院での嚥下評価でSTが意識していること
VFのない病院での嚥下評価、とくに頸部聴診法について意識している3つのことを書いていきます。

»【頸部聴診法】VFのない病院での嚥下評価でSTが意識していること

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②:言語聴覚士の勉強法「バイザー」を作る

方法2.「バイザー」の存在。

いまどきバイザー制がない職場はほとんどないとは思いますが、職場にバイザー制がなければ、自ら作ることも勉強です。

バイザーではなくても「かるく相談できる存在」…そんな先輩を見付けてください。

バイザーを作るというのは、「ともに成長できる関係」をつくるということなんです。

スーパーバイザーの本質的価値とは「ともに学ぶ」

ここでのスーパーバイザーは「週に1度、一時間程度の時間を割いてくれる存在」です。

その本質的価値は「ともに学ぶ」という姿勢です。

バイザー側としても、指導を通じて気づくことは沢山あります。

  • 後輩の報告書にF.Bをする
  • 後輩からの質問に答える
  • 評価・治療を一緒に共有する
  • 分からないことを一緒に調べ、考える

このとき、バイザーもまた、新人によって育てられているのです。

先輩にみずからの指導を願い出るのは恐縮ですが、先輩にとっても有益な時間になります。堂々と願い出てみてください。

 

また、教育制度が整っている職場は人間関係が深まりやすく「離職率が低い」という特徴があります。

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言語聴覚士の悩み「バイザーとすれ違う」方へ

バイザーの存在は重要です。でもそこは人間同士。

やはり”相性”があります。

  • バイザーと性格が合わない
  • 相談できるような人物がいない
  • そもそも先輩が少ない
    …などなど…

皆、それぞれの立場でSTをしています。

性格などのすれ違いだけでなく、時短など、後輩への指導に時間を割きにくい方もいます。

そういった場合、気の合う仲間への相談、または、勉強会に参加してコミュニティの輪を形成するというのもアリです。

 

昨今はオンライン勉強会が増えており、場所・時間にかかわらず、参加への敷居は低くなっています。

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リハメノは個人的におススメします。

将来性に不安を感じる職場は「転職」も視野に

残念なことに、教育にチカラを注いでいない職場もあります。

言語聴覚士は高度な仕事のため、ただしく学ぶにはそれなりの環境が必要です。

将来性を感じられないような職場であれば転職も視野にいれてください。

PT・OT・ST WORKER

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対人関係の濃いSTにとって、はたらく環境は重視したいものです。

それではまた。

 

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