【言語聴覚士】イヤならやめていいと思う【辞めて分かる大切なこと】

STコラム

こんにちは。言語聴覚士のかづおと申します。

私自身STを辞めた時期があります。

はじめは陰鬱な気持ちになりましたが、いまでは良い機会であったと思っています。

リハビリの仕事って何かと窮屈な時がありますよね。

かづお
かづお

あなたは何に悩んでいます?

ここではそういった話をしつつ、やめたい理由を明確化していければなと思います。

発破をかけるような内容もありますが、それでもよければお読みください。

【言語聴覚士】イヤならやめていいと思う【悩む人…多いです】

当初この記事は備忘録的に書いたものでした。

私を含めて、周りの言語聴覚士が何人か辞めていたという話を聞いたからです。

案外というか、多いんですよ。
経験年数を問わずST辞めたいと思っている人。

かづお
かづお

皆さん悩んでいるんだなぁ…と。

…その気持ち、わかります。

 

さぁ、すこし気持ちを言語化していきましょう。

言語聴覚士をやめたい理由【あなたの悩みは?】

本題に進みます。まずは悩み確認です。

よく見聞きする「言語聴覚士をやめたい理由」をあげてみます。

  • 人間関係に疲れた
  • 自分に合っていない
  • 仕事が理解されない
  • 昼食が取れない
  • 楽しみを見いだせない
  • 給料が低い
  • 責任が重い
  • 単位を迫られる
  • 勉強会がつらい
    …などなど…

…考えればそれなりに出てきますね。

STは高度な仕事だけに悩みも多く、一筋縄ではいきません。

そこで”代表的な辞めたい理由”を5つピックアップしてその悩みを考えていきます。

①:言語聴覚士をやめたい理由:人間関係や職種理解

悩み代表といえば人間関係…ですよね。

「うまくいかないよー」って話しはホントよく聞きます。

かづお
かづお

私もありました。

STは特殊な領域ですし、とくに若い新卒の方は社会の理不尽さを感やすい一面があるといえるでしょうか。

よく問題になるのがこの2つ。

  • STへの理解がない職場
  • ハラスメント傾向のある上司(同僚)

実際の声だけでなく、ヤフー知恵袋などを見ても、この2つはとりわけ多い悩みといえますか。

STへの理解がない職場は確かにあります。

リハ職に理解のない職場であったり、ハラスメント傾向のある職場も問題ですよね。

パワハラなどは正直なところ、転職を考えたほうが良いかとおもいます。
こういった職場に居続けるのは”あなたの心身が危険”です。

STは素晴らしい仕事ですが「メンタルをやられてまで続けるものではない」と私は考えます。

言語聴覚士の私が職場のパワハラを対処した方法【実際の記録を公開】
ハラスメントの対処に必要なのは「記録」です。その後「報告書」「勧告書」をもって職場に訴求します。

» 言語聴覚士の私が職場のパワハラを対処した方法【実際の記録を公開】

②:言語聴覚士をやめたい理由:好きな仕事じゃない

STへの意欲は人それぞれだとおもいます。

全員が熱意をもってSTになったわけではありません。
意識高い系の人もいれば、生活のために資格を取ったという人もいる。

 

実際STで働いてみて「やっぱ違うかも」ってひとは一定数います。

  • 勉強が合わない
  • 患者対応がとにかく苦手
  • 昼食はちゃんと昼に取りたい
  • 人手不足で無理やり役職をやらされる
    …などなど…

継続は大切ですが、不得意だと強く感じる仕事を無理に続けるのは苦痛です。

好きな仕事であったり、得意な分野で働いたほうが人生豊かになると私は思うのです。

 

…ただし「なにをもって不得意だと感じているのか?」は考えておいた方がよいかと思います。

でないと、なにかにつけて苦手な理由を環境のせいしちゃう人がいます。

③:言語聴覚士をやめたい理由:楽しくない(モチベーション)

もしかしたらリハビリの楽しさを見い出せる機会に巡り合えていないのかも知れません。

ステージによって患者さんとのかかわり方は変わってきますよね。

かづお
かづお

個人的には回復期をおススメします。

患者さんの回復課程に接せられるのは療法士としてのモチベーションにつながると考えています。

 

ただこれも人それぞれです。

急性期のような早期対応、早期展開が合っているという方もいれば、生活期でリハビリをしていきたいという方もいます。

ご自身の背丈に見合ったステージに立つのも、この仕事を楽しむ秘訣かなと思います。

 

▼会話や傾聴ばかりのリハだって大切です
»【患者対応】リハビリらしいことができていないと悩む言語聴覚士へ

④:言語聴覚士をやめたい理由:給料が低い

言語聴覚士の収入はサラリーマンの平均給与とお同じ、若しくはそれよりも低いといえるでしょうか。

「苦労の末に取得できる資格なんだからもう少し手当があっても…」
「労働量にたいして給料が見合わない!」

STなら誰しも考えてしまいがちではないでしょうか。
実際STのお給料は決して高いとは言えません。

ですが、医療国家資格という堅牢さと、昨今の世情を踏まえたうえで、
本当に低い給与なのかどうか?考えなければいけません。

 

確かに労力以上の働きを求められるリハ職です。
ですが、社会の経済状況を切り離して労働対価を考えることはできません。

どのようにして源泉(給与)が生じているのか?
私たちがどの程度の報酬を経営陣にもたらしているのか?

あらためて知る必要があります。

かづお
かづお

この続きは後述します。

 

また、給与は「他人と比べる」という”ものさし”としてつい考えてしまいがちです。

他人と比べるよりも、自分の将来設計にどれぐらいお金が必要なのかで考えたほうが良いかもしれません。

そこで足らないというのであれば、転職を考えてみるのも手です。

訪問や実費リハなど、それなりの待遇で働けるところは存在します。

PT・OT・ST WORKER

⑤:言語聴覚士をやめたい理由:異業種への関心

発言小町というサイトにて、こんな質問がありました。

一部引用します。

前略)最近全くといっていいほど言語聴覚士に対する興味や関心が大変薄れてきているのです。
勉強したくなくなり、業務に対して前感じていたようなやりがいを感じれないのです。原因として…(以下続く

» 発言小町:言語聴覚士ですが…異業種の転職を考えています。

この方の質問内容は「STがイヤ」とかではなく、異業種を経験することで、STを俯瞰的に捉えたいという印象を私は受けました。

 

私個人の意見ですが、医療一筋でやってきた人は「異業種への転職経験」があっても良いのではと考えます。

STを一度離れてみると、STの良さが感じられたりするからです。

言語聴覚士をなあなあと続けないために【自分のために決断する】

STとしてはたらく以上、悩みは尽きません。
そしてその悩みはどこかで決着をつけないといけません。

すこし踏み込んだ言い方をすると、

言語聴覚士は志しの低い者が、いつまでも続けられるほど安易な仕事ではありません。

かづお
かづお

それはあなた自身が一番分かっているはずです。

 

いちばん注意したいのは「なあなあと続けてしまう」ことではないでしょうか。

大切なのは「今」という自覚

気づけばSTをズルズルと続けてしまう。
こういう人…意外と多いです。ホントに。

国家資格という取得までの苦労や職業的手堅さを感じてか、気づいたら何年もズルズル…。

それはそれで経験にはなっているとは思います。

 

「モチベーションの続かない自分」と「辞められない自分」に挟まれ葛藤する。

でも…動けない。

かづお

学費に勉強、これまでの努力…いろんなことを無にしたくない!

かづお
かづお

大切なのは過去じゃなくて、今ですよ。

早めに決断していたら、あたらしい世界で自分を開花させているかもしれません。

 

その決断は患者さんのため?
いえ、自分の人生のためです。

以前担当した患者さんの決断。
「前進あるのみ!」

人間関係の悩みの根源「他人への期待」

対人関係に悩む人は、他人にたいして強い期待をもっていたりします。

私はそうでした。

かづお
かづお

医療職は感謝されるべき、職場組織はこうあるべき…

身勝手な期待を抱き、ストレスを抱え込んでいました(汗)

それに自己肯定感が低く、他人の評価ばかりを気にする自分がいました。

自己肯定感が低い人ほど他人への期待が強いともいいます。

 

そんなときに読んだ一冊の本が私に刺さります。

他人もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」のです。

» ベストセラー著書:嫌われる勇気

自身の内面をあまり考えようとせず、なのに他人のことばかりを考え過ぎていた自分がいました。

医療業界は人間関係の悩みが付きません。

それだけにまずは”自分自身のこころの在り方”を知っておく必要があると気づいたのです。

 

▼読書は悩みの解決策になるかも知れません
»【必読】人間関係になやむ言語聴覚士は読書をしよう【哲学のすゝめ】

言語聴覚士を離れ、外を知り、また近づく【転職は人生の転機】

お次は”辞める”について深く考えていきます。

同僚の看護師さんでこんな方がいました。

新卒から数年後、視野を広げるべくアパレル業界へ転職。

その3年後、看護師として復職したのです。

”辞める”とひとことで言っても、その考え方は人それぞれです。

「重要」一般社会は利益で動いている

すこしシビアな話をします。

医療職を辞めて他の仕事に就くと分かることがあります。

それは日本は資本主義社会だということ。

世間の仕事は営利でうごき、成果をもって評価される。これが一般社会の常識です。

 

大学・専門卒でそのままSTになった人はこの辺がいまいち、ピンと来ないかも知れません。

そういう人はこんな発言をしてしまいがちです。

  • 給料が低い
  • 単位ノルマがうざい
  • 勉強会で休みがつぶれるのがイヤ
かづお
かづお

気持ちはとってもわかります。

なかでも単位ノルマは嫌気がさします。

実際、労働者のことを尊重していないようなリハスケジュールを組む職場もありますよね。

昨今の厳しめな診療報酬制度により、経営側が利益意識を高めてしまうのは、ある程度は致し方ありません。

医療といえど、慈善だけでは成り立たないのです。

 

それに殆どの仕事は「成果が給料に直結」します。

しかし医療職は現状、誰がやっても同じ成果報酬です。

その分、利益水準は低くなるものの、こちらから病室に行けば単位を取れる分、営業の苦労は要りません。

 

勉強会についてもそう。

利益うんぬん以前に、医療職は自分たちに必要な分野に絞って学べるだけまだ楽な職業だといえます。

多くの一般職は、流れの早いこの時代に「どうやって生き残るか」と常に必死です。

 

私たち言語聴覚士は良くも悪くも、国家資格に守れているのです。

言語聴覚士の良さは「外」にある

「仕事の良さ」というのは、ほかを知ることでも見えてきます。

あなたは言語聴覚士の仕事に悩んでおられる。
近い将来、辞めるかもしれません。

私はそれで良いとおもいます。

STを辞めてみて異業種を経験してみる。
そこには新しい経験を通じて価値観の変貌に気づく自身がいるはずです。

 

外を知ることでSTの良さに気づいたとき、「復職」という選択肢が浮かぶかもしれません。

言語聴覚士に悩むということ【行動する勇気】

このサイトは少数ながらも毎日アクセスがあります。

本当は皆、こういった話がしたいんだと思う。

辛いから悩むのもありますが、興味があるから悩むんです。無関心な世界に人はなにも感じませんもの。

 

…悩んだ末に出した決断。

どんな選択であっても、その「行動する勇気」はきっと未来を変えてくれるはずです。

一塊の言語聴覚士としてあなたのこと、応援しています。

では。

 

▼勉強方法についてはこんな記事もあります
» 新人言語聴覚士が実践したい勉強法【方法:報告書&バイザーを作る】
»【厳選】成人領域の言語聴覚士におすすめする臨床特化の本をご紹介!

コメント

タイトルとURLをコピーしました