【言語聴覚士】イヤならやめていいと思う【辞めて分かる大切なこと】

STコラム

こんにちは。言語聴覚士のかづおと申します。

私自身STを辞めた時期があります。

はじめは陰鬱な気持ちになりましたが、いまでは良い機会であったと思っています。

リハビリの仕事って何かと窮屈な時がありますよね。

バイザーや上司、理解のない医者に疲れ…
(;´д`)
かづお
かづお

あなたは何に悩んでいます?

ここではそういった話をしつつ、やめたい理由を明確化していければなと思います。

やや長文ですがそれでもよければお付き合いください。

 

▼勉強方法の悩みはこちらを参考に
» 新人言語聴覚士が実践したい勉強法【方法:報告書&バイザーを作る】
»【厳選】成人領域の言語聴覚士におすすめする臨床特化の本をご紹介!

▼こちらも合わせて確認
»【言語聴覚士】経験者が転職先で注意するべき2つのマインドについて

【言語聴覚士】イヤならやめていいと思う【でもすこし考えてみて】

当初この記事は備忘録的に書いたものでした。

私を含めて、周りの言語聴覚士が何人か辞めていたという話を聞いたからです。

案外というか、多いんですよ。
経験年数を問わずST辞めたいと思っている人。

 

その裏付けとして、この記事は少数ながらも毎日アクセスがあります。

かづお
かづお

皆さん悩んでいるんだなぁ…と。

書いた本人もすこし驚いています。

 

…さぁ、すこし気持ちを言語化していきましょう。

言語聴覚士をやめたい理由【あなたの悩みは?】

本題に進みます。まずは悩み確認です。

よく見聞きする「言語聴覚士をやめたい理由」をあげてみます。

  • 人間関係に疲れた
  • 自分に合っていない
  • 仕事が理解されない
  • 昼食が取れない
  • 楽しみを見いだせない
  • 給料が低い
  • 責任が重い
  • 単位を迫られる
  • 勉強会がつらい
    …などなど…

…考えればそれなりに出てきますね。

STは高度な仕事だけに悩みも多く、一筋縄ではいきません。

そこで”代表的な辞めたい理由”を5つピックアップしていきます。

①:言語聴覚士をやめたい理由:人間関係や職業理解

まあ、悩み代表といえば人間関係ですよね。

「うまくいかないよー」って話しはホントよく聞きます。

かづお
かづお

私もありました。

生まれも育ちも、みんな違います。
この辺は各々の問題ですし、どこにでもあることです。

 

ただ、上手くいかない理由のひとつに、「周囲の理解を得られにくい」なんてことがありませんか?

師をはじめ、他のスタッフにSTの仕事が理解されない。

この悩み、STならではともいいますか。

「STって何やってんだろう?」と、疑問を抱かれるのはまだいいとして、問題なのは、

”STの仕事を頭ごなしに否定してくる、他職理解のない職場です”

 

これらが恒常化すると、ハラスメントなどに発展するケースがあります。

STは素晴らしい仕事ですが、メンタルをやられてまで続けるものではありません。

言語聴覚士の私が職場のパワハラを対処した方法【実際の記録を公開】
ハラスメントの対処に必要なのは「記録」です。その後「報告書」「勧告書」をもって職場に訴求します。

» 言語聴覚士の私が職場のパワハラを対処した方法【実際の記録を公開】

②:言語聴覚士をやめたい理由:好きな仕事じゃない

STへの意欲は人それぞれだとおもいます。

全員が熱意をもってSTになったわけではありません。
意識高い系の人もいれば、生活のために資格を取ったという人もいる。

 

実際STで働いてみて「やっぱ違うかも」ってひとは一定数います。

  • 勉強が無理
  • 患者対応がとにかく苦手
  • 昼食はちゃんと昼に取りたい
  • 人手不足で無理やり役職をやらされる
    …などなど…

継続は大事ですが、不得意だと強く感じる仕事を無理に続けるのは苦痛です。

好きな仕事であったり、得意な分野で働いたほうが人生豊になります。

 

…ただし「なにをもって不得意だと感じているのか?」は理解しておいた方がよいですよ。

そうでないと、なにかにつけて苦手な理由を環境のせいしちゃう人がいます。

③:言語聴覚士をやめたい理由:楽しくない(モチベーション)

リハビリの楽しさを見い出せる機会がすくないだけかも知れません。

ステージによっても患者さんとのかかわり方は変わってきますよね。

かづお
かづお

個人的には回復期をおススメします。

 

急性期ですと慌ただしさが勝ってしまい、スタッフや患者さんとのコミュニケーションがやや希薄になります。

そんな現場なので、医師に要件を伝えるのも大変だったりします。

【言語聴覚士】忙しい医師にスマートに要件を伝える「3つ」の方法
ここでは「慌ただしい医師(&スタッフ)」に私が行ってるスマートな伝達方法をおつたえします。

»【言語聴覚士】忙しい医師にスマートに要件を伝える「3つ」の方法

 

でも回復期であれば、急性期にくらべ、時間に余裕があるので、スタッフや患者さんとの接点が広がります。

はたらくモチベーションに大きく影響することでしょう。

回復期から退院された患者さんからお手紙をいただいたりしますが、いまでも嬉しく感じます。

 

とはいいつつも、急性期ならではの「仕事の醍醐味」だってあったりします。

»【頸部聴診法】VFのない病院での嚥下評価でSTが意識していること
»「嚥下+廃用」患者さんから学んだ2つのこと【口腔内環境の重要性】

 

要するに、それぞれの背丈に見合ったステージを発見してみてはという話です。

④:言語聴覚士をやめたい理由:給料が低い

日本のサラリーマンの平均年収は400万円という情報があります。

この平均年収と比べると、STの給与は低く感じますが、国家資格という堅牢さは加味しないといけません。

 

それに給与は、「他人と比べる」という”ものさし”として考えてしまいがちです。

他人と比べるよりも、自分の将来設計にどれぐらいお金が必要なのかで考えたほうが良いとおもいます。

そこで足らないというのであれば、転職を考えてみるのも手です。

訪問や実費リハなど、それなりの待遇で働けるところは存在します。

PT・OT・ST WORKER

こういったリハ職向けの転職サイトなんかもあります。

⑤:言語聴覚士をやめたい理由:異業種への関心

発言小町というサイトにて、こんな質問がありました。一部引用します。

前略)最近全くといっていいほど言語聴覚士に対する興味や関心が大変薄れてきているのです。
勉強したくなくなり、業務に対して前感じていたようなやりがいを感じれないのです。原因として…(以下続く

» 発言小町:言語聴覚士ですが…異業種の転職を考えています。

この方の質問内容は「STがイヤ」とかではなく、異業種を経験することで、STを俯瞰的に捉えたいという印象を私は受けました。

 

私個人の意見ですが、医療一筋でやってきた人は「異業種への転職経験」があってもいい…。

STを一度離れてみると、STの良さが感じられたりするからです。

言語聴覚士をなあなあと続けないために【自分のために決断する】

さて、そうはいっても、悩みはどこかで決着をつけないといけません。

すこし踏み込んだ言い方をすると、

言語聴覚士は志しの低い者が、いつまでも続けられるほど安易な仕事ではありません。

かづお
かづお

それはあなたも分かっているはず。

 

いちばん注意したいのは「なあなあと続けてしまう」ことではないでしょうか。

大切なのは「今」という自覚

気づけばSTをズルズルと続けてしまう。
こういう人…意外と多いです、ホントに。

国家資格という取得までの苦労や職業的手堅さを感じてか、いつまでもズルズル…。

 

そしてこれまでの過去を振り返ってしまう。

かづお

学費に勉強、これまでの努力…いろんなことを無にしたくない!

かづお
かづお

大切なのは過去じゃなくて、今ですよ。

早めに決断していたら、あたらしい世界で自分を開花させていたかもしれません。

 

その決断は患者さんのため?
いえいえ、自分の人生のためです。

 

以前担当した患者さんの決断。
「前進あるのみ!」

人間関係の悩みの根源「他人への期待」

対人関係に悩む人は、他人にたいして強い期待をもっていたりします。

私はそうでした。

かづお
かづお

医療職は感謝されるべき、職場組織はこうあるべき…

とにかく謎に「べき」が多かった私。
過剰な期待は、自分も他人も焦がします。

 

そんなときに読んだ一冊の本が私に刺さります。

他人もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」のです。

» ベストセラー著書:嫌われる勇気

「ホントそうだな」と我に返りました。
バックグラウンドの違う人間同士が集まるのが職場なんですもの。

 

それと医療業界といったら人間関係ではないでしょうか。
ちゃんとしたこころの距離感って大切ですよね。

言語聴覚士を離れ、外を知り、また近づく【転職は人生の転機】

さて、次は”辞める”について深く考えていきます。

同僚の看護師さんでこんな方がいました。

新卒から数年後、視野を広げるべく3年間だけと決めてアパレル業界に転職。

そして看護師として復職したのです。

”辞める”とひとことで言っても、考え方は人それぞれです。

「とても重要」一般社会は利益で動いている

ちょいとばかし、シビアな話をします。

STを辞めて他の仕事に就くと分かることがあります。

それは日本は資本主義社会だということ。

世間の仕事は営利でうごき、成果をもって評価されます。これが一般社会の常識です。

 

大学・専門卒でそのままSTになった人はこの辺がいまいち、ピンと来ないかも。

そういう人はこんな発言をしてしまいがちです。

  • 給料が低い
  • 単位ノルマがうざい
  • 勉強会で休みがつぶれるのがイヤ
かづお
かづお

気持ちはとってもわかります。

なかでも単位ノルマは嫌気がさします。

ですが、利益を出さなければ経営は破綻します。慈善だけでは成り立ちません。

 

それに、世間の仕事は成果をださないと給料を失います。

しかし医療職は現状、誰がやっても同じ金額。

その利益も、こちらから病室に行けば単位を取れる分、営業の苦労はありません。

 

勉強会についてもそう。
利益うんぬん以前に、医療職は自分たちに必要な分野に絞って学べるだけまだ楽な職業だといえます。

多くの一般職は、流れの早いこの時代に”どうやって生き残るか”と常に必死です。

 

私たち言語聴覚士は良くも悪くも、国家資格に守れているのです。

言語聴覚士の良さは「外」にある

「仕事の良さ」というのは、ほかを知ることでも見えてきます。

あなたは言語聴覚士の仕事に悩んでいる。
近い将来、辞めるかもしれない。

それは決して悪いことではありません。

STを辞めてみて外の世界を経験してみる。
すると、新しい経験を通じて価値観の変貌に気づくはず。

 

そこでもしSTの良さに気づいたとき、復職を考えればよいのです。

言語聴覚士に悩むということ【無関心な世界に人はなにも感じない】

このサイトは少数ながらも毎日アクセスがあります。

本当は皆、こういった話がしたいんだと思う。

辛いから悩むのもありますが、興味があるから悩むんです。

無関心な世界に人はなにも感じませんもの。

 

…悩んだ末に出した決断。
どちらの選択も正義であり、その勇気はきっと役に立つはず。

一塊の言語聴覚士としてあなたのこと、応援しています。

では。

 

▼勉強方法の悩みはこちらを参考に
» 新人言語聴覚士が実践したい勉強法【方法:報告書&バイザーを作る】
»【厳選】成人領域の言語聴覚士におすすめする臨床特化の本をご紹介!

▼こちらも合わせて確認
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